たかがお見合い、されどお見合い

お見合いは嫌というほどしてきました。まだ若かった私は、人との出会いというものは、誰かにセッティングしてもらっても意味がない!と頑なに思い込んでいたところがありました。
合コンならまだしも、親戚や親が勝手に用意するお見合いなんて絶対にありえない!とずっと思っていました。とはいえ、あまりにも親戚や親がしつこくお見合いの話を用意するものですから、何度かはお相手の方に会ったことはありました。 しかし結果は毎回最悪でした。「今時ありえない坊主、に牛乳瓶の底のようなメガネで太っている、しかも性格もジメジメした」人や、「バツイチを隠してお見合いに来た」人、今時「携帯電話を持ってない」人!まで、散々な人たちにお会いしました。
しかし、人は見かけや第一印象だけで判断してはいけないと必死に思い込み、何度か連絡をとってみましたが、どうしても好意を抱けず、お断りさせていただくことにしました。 私自身、そんなに美人でもないし、頭も良いわけではないので自分の身分はわきまえているつもりです。しかし、どうしても彼らのことは好きになれませんでした。ダメなものはダメなんです。
このようなお見合いがなんと9回も続き、さすがにもうお見合いはこりごりだと思っていた矢先、またお見合いの話が舞い込みました。しかも職場の上司から「俺の息子に会ってほしい」とのことでした。 その上司はとても素晴らしい上司で、私のこともすごく認めてくれていて、優しく接してくれていた人でした。
今回の出会いは今までとは違うかもしれない、なんといっても、私自身のことを身近でずっと見てきてくれた人が自分の息子を紹介してくださるなんて、滅多にあるものじゃない!そう思い、もう二度とするまいと誓ったお見合いに再チャレンジすることにしたのです。
結果は、大成功でした。二回目のデートで交際を申し込まれ、1年後には入籍をすることができました。今となっては、お見合いは素晴らしい!と声を大にして言えると思います。出会いというのは色々な形があっていいものだと、今になってしみじみと感じています